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こんにちは。Halmie CAR BLOG の Halmie(ハルミィ)です。
欧州車のウィンドウモールには高確率で白いポツポツができてきますよね。そんな白いポツポツ、気になっていませんか?
今回は、そんな白いポツポツが何なのか!?また、その除去方法についてご紹介していきます。
アルミモールの白いポツポツの正体は!?
欧州車のウィンドウモールは、アルミ製で新車から1年くらいでも白いポツポツとしたものが出てきます。これはよく白サビと言われるようにサビです。アルミがアルカリ性のものと反応してできるアルカリ錆というものです。
このアルカリ錆は日本で走る欧州車のアルミモール等のアルミ製パーツでよく目にしますが、欧州ではほとんど見ないんだそうです。それはなぜか?理由は雨の性質の違いが影響していて、欧州は酸性雨で、日本はアルカリ雨だからと言われています。このアルミモールには錆防止や腐食防止のためにアルマイト加工が施されており、酸性雨には強く錆びませんが、アルカリ雨には弱いため錆びるんだそうです。
酸性雨とはphが5.6以下の雨を指しますが、日本の雨のphは基本的に5.6程度の弱酸性だそうです。しかし、降り始めの雨は大気中の様々な物質を含んでおりアルカリ性になりやすいようです。また、黄砂を含んだ雨はアルカリ性となるようです。
アルカリ錆は除去できる?
このアルカリ錆は、アルミモールの表面にできている錆なので、表面を磨く(削る)ことで除去できます。しかし、錆が酷くなるとなかなか取れなくなるので早めの対処が必要です。
アルカリ錆の除去方法
アルカリ錆の除去に使用するのは、ワコーズのメタルコンパウンド(写真右)とマザーズのマグ&アルミポリッシュ(写真左)です!
では、アルカリ錆の除去方法をご紹介していきます。
1.ボディやウィンドウガラスに傷が付かないようにマスキングをします。
白くポツポツと見えているのがアルカリ錆です。
2.ウエスに磨き剤を適量とって磨きます。メタルコンパウンド→マグ&アルミポリッシュの順で磨いていきます。
※力を入れ過ぎないように軽めの圧で擦るのがコツです。
3.磨いたら綺麗なウエスで磨き剤を拭き取って出来上がりです。
アルミモールを綺麗に保つ方法
アルミモールは磨いて綺麗にしても、1年もしないうちにまたアルカリ錆が出てきます。原因は、先にもお伝えしたようにアルカリ雨と言われています。
そこで、アルミモールを綺麗に保つためには…
- 雨に濡れたらすぐに拭く
- コーティングをして雨から守る
この2点に尽きると思われます。しかし、雨に濡れる度に毎回拭くのは面倒ですよね。なので、コーティングするのがメンテナンスも楽で実用的かと思います。具体的には、磨いた後にワックスを塗っておくだけです。私もこの方法をとっています。
アルミモールはワックスで保護する
ワックスと言っても色々と種類がありますが、アルミモールの保護には固形ワックスがいいと言われます。
ですが、私は固形ワックスを使っていないので、ホイール用に購入していた“smartwax RIM WAX”で代用しています。
これは固形ではなく、クリーム状ですがアルミ用ということでちょうどいいかなと思って使っています。耐久性では固形ワックスより劣るかもしれませんが、クリーム状で伸びがよく、塗って拭き取るだけなので施工もしやすいです。
しかし、最近ではネットでも取り扱っているお店が少なくなってきたので、さらに施工が楽な“Zero Water”でも代用するようになりました。
磨き+ワックスを続けてきた結果
車を購入してから8年、1年に1回アルミモールを磨いてワックスでコーティングし続けてきた結果、写真の状態を保っています。年式の割には綺麗なのではないかと思います。
まとめ
欧州車のアルミモールにできる白いポツポツの正体は、アルミがアルカリ雨と反応してできるアルカリ錆です。アルカリ錆は、コンパウンド等で磨くことによって除去できますが、錆がひどくなると綺麗に除去することは難しくなるので早めの対処が必要です。
アルミモールを磨いたら、アルカリ錆をなるべく抑えて綺麗に保つためにワックスを塗っておくといいです。しかし、1年くらいするとまたポツポツとアルカリ錆が出てきます。そのため、1年に1回はアルミモールを磨いてワックス塗ることでアルミモールを長く綺麗に保つことができます。
アルミモールのアルカリ錆が気になっている方は、参考にしてみてください。
ではでは、最後まで読んでくださりありがとうございました。