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こんにちは!
Halmie CAR BLOGのHalmieです。
Eクラスクーペのフロントシートの肩部分には、ロックを解除して前に倒すための“シート解除ハンドル”が付いています。

今回は、このシート解除ハンドルが折れてしまったトラブルについてご紹介します。
シート解除ハンドルの破損

クーペの後席に乗り込む際は、前席のバックレストを倒してシート後方のスペースから乗り込みますよね。

いつも通りシート解除ハンドルを引いてシートを前に倒そうとした時…

バキッ!

シート解除ハンドルが折れてしまいました。
経年劣化なのかもしれませんが…
最近、助手席側のハンドルを引くと引っ掛かるような感触がみられていました。
無理やり引くとハンドルを破損してもいけないので、引っ掛かりの感触と力加減に注意しながら操作していたのですが、この時は急いでいて少々雑に操作してしまったのがいけませんでした。
修理について

シート解除ハンドルが破損した状態だと、バックレストが前に倒せず後席へのアプローチができないので不便です。

飛び出しているワイヤーを引っ張るとロックが解除される仕組みのようなので、ワイヤーを引っ張ってみましたが固くて引けませんでした。
すぐに担当ディーラーのシュテルンに問い合わせたところ、たまたま部品を在庫していて、すぐに修理可能とのことだったのでお願いしました。
修理は、シート解除ハンドル部分のASSY交換となります。
修理代

正規ディーラー(シュテルン)での修理代は、次の通りでした。
工賃 13,992円
部品代 46,008円
修理代合計 60,000円

部品代が高い気がしますが、部品はハンドル部分単体ではなくASSY(黄色枠で囲んだ一つのユニット)となるため、このくらいの価格となるようです。


※前期型はクローム、後期型はアルミ
※内装色の違いに注意
修理代を抑える方法は?

ハンドルが折れただけで修理代が6万円というのは、さすがにお高い気がしますよね?
純正部品だとハンドルのみの設定がなく、ASSYのみのようなので部品代が高いのは仕方ないのかもしれません。
ですが、今回のような場合でも修理代を抑える方法はないのか考えてみたいと思います。
■シュテルンとヤナセでも違う?

一言にメルセデス・ベンツの正規ディーラーと言っても、シュテルンとヤナセと二系統あります。
シュテルンは、メーカー直系のディーラーなので純正部品での修理となり、工賃も高めの設定となります。ヤナセだとOEM部品を使用する場合もあるようなので、少し修理代に差が出るかもしれません。
■民間修理工場に相談してみる

もし、修理代をもう少し節約したい場合は、民間修理工場に相談してみるといいかもしれません。
調べてみると、社外部品ではハンドル部分のみでの販売があるようで、部品代だけでもかなり抑えられると思います。

修理工場によっては、こういった社外部品を使用してハンドル部分の交換で対応してもらえる所があるかもしれませんので、問い合わせてみるといいと思います。
■DIYで修理する

腕に自信のある方は、DIY修理に挑戦してみるのもいいかもしれません。
シート解除ハンドルを交換するには…
①バックレストのカバーフレームを外す
- カバーフレーム下部のネジ2本を外し、カバーを下に引き抜くようにすると外せます。
②電動ヘッドレストをシートから取り外す
- ベッドレストの右側の支柱から出ている配線の黄色のカプラーを抜きます。
- ベッドレストの左側の支柱の下端の固定を外します。
- 上記の操作後、ヘッドレストを引き抜きます。
③シート解除ハンドルASSYを取り外す
- バックレスト背面中央部辺りの黒い長方形のカバーをマイナスドライバー等で開けて、上へ向かって出ているワイヤーを外します。
- バックレスト表面のバックレストが収まっていた所の底面のカバーを引き抜いて外し、シート解除ハンドル裏辺りのシート表皮をはぐると見えるネジ2本を外します。
- シート解除ハンドルASSYを引き抜いて外します。
④シート解除ハンドルASSYを取り付けるorハンドル部分を組み換える
以上のような作業工程となります。
文章で書くと簡単そうですが、②③④の工程は少々コツがいるようなので不安があるならプロに任せるのが無難のように思います。
まとめ
今回、Eクラスクーペのフロントシートを倒そうとシート解除ハンドルを引いたところ、ハンドルが折れてしまいました。
ここ最近、ハンドルを引いた時に引っ掛かりを感じるようになり、ハンドルを操作した時に無理が掛かって折れたものと思われます。
ASSY交換後はスムーズに動くようになっていたので、ASSY内で動きが悪くなっていたものと考えられました。
ちなみに、今回のようなシート解除ハンドルの破損は、サービス担当者の話では今までに2台程あったようです。
数は多くなさそうですが、少なからずあるようなのでオーナーの皆様は操作時に注意された方がいいかもしれません。
なお、C204型Cクラスクーペと部品を共用しているようなので、C204のオーナーの方にも参考にしていただけるかと思います。
ではでは、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
