やっぱりハブリングは装着した方がいい!|ハブリングの選び方~装着の仕方

FREED

※この記事には、広告が含まれています。

こんにちは!

Halmie CAR BLOGのHalmieハルミィです。

そろそろスタッドレスタイヤの季節となってきました。

毎年、この季節となるとFREEDにはスタッドレスタイヤを装着するのですが、ホイールは社外品を使用しています。

本来であれば、社外ホイールと一緒にハブリングを装着しますが、去年までは買い忘れてハブリング無しの状態でした。

ハブリング無しでも大丈夫とはいいますが、ハブボルトへの負担が気になります。

実際、2シーズンをハブリング無しで問題なく乗り越えましたが、ハンドリングにも影響するので今年こそは忘れず購入し装着します!

ハブリングとは

ハブリング(ハブセントリックリング)とは、主に社外ホイールを装着する際にホイールのハブ穴(センターホール)と車両側のセンターハブとの間にできる隙間を埋めるためのリング状の部品です。

ハブリングの役割

車両側のホイールを取り付けるハブ部分の中心にセンターハブと呼ばれる部分があります。

このセンターハブが、ホイールのハブ穴にまってホイールの中心をとりますが、そのためにはセンターハブ径とハブ穴径がピッタリ合う必要があります。

このセンターハブの直径は、メーカーや車種によって異なります。

ホイールを裏側から見ると、中心にハブ穴と呼ばれる車両側のセンターハブが嵌まる穴があります。

このハブ穴の直径も純正ホイールと社外ホイールで異なります。

純正ホイールの場合は、そのハブ穴径は、そのメーカー車のセンターハブ径にピッタリ合わせた大きさに設定されています。しかし、社外ホイールの場合は、様々なメーカー車種のセンターハブ径に対応できるようにハブ穴径が大きめに設定されています。

そのため、ホイールのハブ穴が車両側のセンターハブ径よりも大きく隙間ができてしまいます

その隙間ができることで、様々なデメリットが生じます。

ハブリング非装着のデメリット

  1. 装着時にホイールの中心がズレる可能性がある。
  2. 振動やハンドルのブレが生じる可能性がある。
  3. ハブボルトへの過度な負担で破損する恐れがある。
  4. 振動によりナットの緩みが生じる可能性がある。

ハブリングを装着しないと、以上のような安全性に関わるデメリットがあることがわかります。

また、1と2のデメリットは、運転のフィーリングを悪くし、走りの楽しさが損なわれかねないと思われます。

ハブリング装着のメリット

  1. 装着時にホイールのセンター出しを容易にする。
  2. 振動やハンドルのブレを抑制する。
  3. ハブボルトへの負担を軽減する。
  4. ナットの緩みを防止する。

ハブリングを装着すると、先程のデメリットが解消されるので、安定した走行と安全性の面からハブリングは装着した方がよさそうです。

こうしてみると、社外ホイールを装着する上でハブリングの役割が重要なのがわかります。

ハブリングは必要か

冒頭でも少しお伝えしましたが、ハブリングは装着しなくても大丈夫との意見が少なからずあるようです。

しかし、装着することのメリット、装着しないことでのデメリットを考慮すると装着するべきだと思われます。

ホイールの中心がズレることで走行時に振動が起こったり、ハンドルがブレたりすると安全性に関わり、特に高速走行時には危険を伴います。

また、ハブボルトの破損やナットの緩みは、最悪の場合は脱輪を引き起こし重大事故に繋がる危険があります。

ホイールの取り付けに関して言えば、国産車の多くはナット固定式のためハブボルトにホイールを通してナットで締め付ければ、ナットのテーパー座面の作用によってホイールを中心に寄せて何とか取り付けができます。

とはいえ、ハブリングを装着した方が中心はとりやすいですし、確実です。

一方で、輸入車に多いボルト固定式の場合は、センターハブで中心を合わせつつ、ボルト穴を合わせてボルトを挿して締め付けるので、センターハブ径があっていないと取り付けの難易度が上がります。

ホイール取り付けの作業性の面もみると、特に輸入車はハブリングが必須と言えそうです。

ハブリングの選び方

ハブリングを装着する際は、車種やホイールに適合するものを選ぶ必要があります。適合を確認するには次の3点に注意します。

  • ハブリング内径サイズ
  • ハブリング外径サイズ
  • ツバ付きタイプかツバ無しタイプか

ハブリングの内径サイズは車両側センターハブ径を確認し、②ハブリングの外径サイズはホイールのハブ穴径を確認します。③ツバの有無は、装着する社外ホイールがどちらに対応しているかを確認します。

確認の方法としては、ネットでも各車両や社外ホイールのサイズデータを検索すると簡単に調べることができます。

今回、実際にハブリングを装着するHonda FREED(GB7)でみてみると…

FREED(GB7)のセンターハブ径は64mmなので、ハブリングの内径サイズは64mmとなります。

使用する社外ホイールがHot Stuff G.Speed G02で、ハブ穴径は73mmなのでハブリングの外径サイズは73mmとなり、ホイールのカタログによると「ハブリングはツバ付きを使用」となっているのでツバ付きのハブリングを選びます。

以上をまとめると、適合するハブリングは「外径73mm-内径64mmツバ付き」となります。

また、サイズは「73/64」と表記されていたりもします。

ちなみに、このツバとはハブリングがホイールのハブ穴の奥に入ってしまうと、本来の隙間を埋める役割が果たせなくなる場合があるので、適切な位置に留めておくためのストッパーとして付いているようです。

ツバ付きハブリング対応のホイールを裏側から見てみると、ハブ穴の縁が斜めにカットしてあり、ツバが収まる形状になっています。

ホイールがツバの有り無しどちらに対応かは、目視で確認してもわかると思います。

ハブリングを嵌め込んでみると、こんな風にツバがストッパーとなり、ハブリングが奥に入り込まないようになっています。

今までハブリングは、ツバ無しの物をずっと使ってきました。

それでもセンターハブにピッタリ嵌まって固定されていれば、ズレる心配は少なく経験上も問題が起きたことはありません。

今回は、ホイールがツバ付きハブリング対応ということなので、ツバ付きの物を選んで装着してみようと思います。

輸入車も選び方は同じ

輸入車の場合、ホイールの取り付け方(固定方式)が国産車と異なりますが、ハブリングに関しては国産車に装着する物と形状等に大きな違いはありません。

そのため、選ぶ際は国産車と同様にハブ径ハブ穴径ツバの有無を確認して適合を調べます。

ハブリングを取り付ける

今回は、和広螺子わこうらし(WAKO RASHI)製のハブリングを装着します。

和広螺子は日本のメーカーで、手に取りやすい価格ですが、安心の日本製といゆうことで選びました。

過去には、有名処で信頼のあるKYO-EI製のハブリングをよく使っていました。

KYO-EI INDUSTRIAL CORPORATION
¥1,680 (2025/11/21 14:24時点 | Amazon調べ)

しかし、今回はコスパがよくて日本製という条件で、4本セットの和広螺子製にしてみました。

比較的価格は抑えてあるとは言っても、作りはしっかりしていて問題はなさそうです。

裏面はこんな感じになっています。

金属の輝きのある赤色をしていますが、サイズによって色が違うようです。他のサイズでは、青やゴールドになるようです。

取り付け方

ハブリングの取り付けは、自分でホイールの着脱ができる方であれば難しくありません。ホイールを外して、ハブリングの向きに注意しながらセンターハブに嵌め込むだけです。

では、実際にハブリングを取り付けていきます!

先ずは、安全に十分注意しながら車をジャッキアップし、ホイールナットを外します。

ホイールを取り外したら、ハブの部分が見えます。

ハブリングは、ハブのセンターハブ部分に取り付けますが、さびが目立ってきています。

錆は、ハブリングを装着した時に固着の原因となり、外のが大変になるのでステンレスブラシで錆を落としておきます。

髙儀(Takagi)
¥264 (2025/12/12 22:32時点 | Amazon調べ)

ある程度、錆が落とせたらハブリングを取り付けます。

センターハブにハブリングを嵌め込めば、装着完了です!

隙間なくピッタリと収まっています。

通常通りに社外ホイールを装着して、取り付けは完了です!

ハブリングを装着することで、ホイールのハブ穴にピッタリ嵌まりセンター出しができています。

ハブリングを装着した感想

ハブリングを装着してみて、今回はスタッドレスタイヤなので独特の柔らかい感触はありますが、それでもハブリング非装着時と比べるとハンドリングや脚回りの感触がしっかりした印象があります。

非装着時は、速度を上げて直進を走行中にハンドルのブレを感じることがあったり、コーナリングでハンドルを切った時に応答性が悪くなったような違和感を感じたりしていました。

これらは、当初スタッドレスタイヤによるものかなと思っていましたが、ハブリングを装着していないことによる影響が大きかったとわかりました。

もちろん、スタッドレスタイヤなのでハブリングを装着してもノーマルタイヤ+純正ホイール装着時と比べるとハンドリングや走行時の感触の違いはあります。

それを加味しても、走行時の安心感・安定感は格段に上がったように感じます。

まとめ

ホイールを社外品に交換すると、車両側のセンターハブとホイールのハブ穴の径が合わず隙間ができてしまう場合があり、ハブリングが必要となります。

隙間ができる場合にハブリングを非装着だと、ハンドリングや走行安定性に影響してきます。

装着は、自分でタイヤ交換ができる方であれば、ホイール装着時にセンターハブにハブリングを嵌め込むだけなので簡単にできます。

ハブリングを選ぶ際は、ハブリングの外径サイズ(=ホイールハブ穴径)内径サイズ(=車両側センターハブ径)装着ホイールがツバ有・無どちらに対応かを確認します。

今回はスタッドレスタイヤへの交換でしたが、社外ホイールだったのでハブリングを装着し、非装着時と比べてハンドリングや走行安定性の改善を実感しました。

夏用タイヤの場合でも社外ホイールに交換する場合は、安全に気持ちよく走行するためにもハブリングは装着する方がよいと思われます。

ではでは、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。あなたのカーライフの一助となれば幸いです。

タイトルとURLをコピーしました