輸入車は壊れやすいって本当?8年乗り続けているメルセデス・ベンツの故障頻度と事例

故障/トラブル

こんにちは。Halmie CAR BLOG の Halmie(ハルミィ)です!

よく「輸入車は壊れやすい」と言われますが、実際どうなのでしょう?

メルセデス・ベンツは、輸入車の中でも故障は少ないといわれますが、8年乗り続けてみてどのくらい故障が起こったのかご紹介したいと思います。

輸入車は壊れやすいのか!?

結論から言うと、輸入車は壊れやすいです。

私はメルセデス・ベンツの前は、トヨタ→トヨタ→レクサスと乗ってきました。

いずれも走行距離が10万km前後まで乗りましたが、故障はトヨタ車1台でパワーウィンドウの故障が1回あっただけでした。

対するメルセデス・ベンツは、8年所有し走行距離10万kmまでに故障や不具合が12回起こりました。

私はまだ輸入車を1台しか所有していませんが、今まで乗ってきた国産車と比較しても輸入車は壊れやすいと言えそうです。

故障の頻度と事例

では、どのくらいの頻度で、どのような故障が起こったのかご紹介します。

※以下に、実際にかかった修理代も紹介していますが、参考価格とお考えください。

2017年 走行距離38,96839,900km
  • 360度カメラの映り不良
    • 保証修理0円
  • パーキングブレーキペダル戻り不良
    • 保証修理0円
  • O2センサー故障
    • 保証修理0円
2018年 走行距離55,000km
  • ステアリング電動チルト機能故障
    • 保証修理0円
2019年 走行距離64,076km
  • 両側スタビライザーリンクのブーツ破れ
    • 修理代25,080円
2020年 走行距離73,000km
  • プレセーフ機能エラー
    • 様子観察
2022年 走行距離86,048km
  • トランク内配線の断線
    • 修理代11,264円
2023年 走行距離93,750~97,475km
  • 左側スタビライザーリンクのブーツ破れ(再)
    • 修理代9,120円
  • トランク内配線の断線(再)
    • 修理代14,014円
2024年 走行距離103,264km
  • ディストロニックプラスのエラー
    • 様子観察
  • エンジンからガソリン漏れ
    • 修理代14,000円 ※一部保証修理
  • サーモスタット故障
    • 修理代134,000円

ほぼ毎年、何かしらの故障や不具合が起こっていることになります。

幸い走行不能になるような故障はなく、電気系の故障やゴム部品の劣化によるものが主でした。

よく輸入車は、日本の高温多湿の気候に弱く電気系やゴム系部品が劣化・故障しやすいといいますが、その通りとなりました。

修理費用

ほぼ毎年、故障しているとなると修理代が気になりますね!?

では、これまでにかかった修理代はというと…

総額 207,478円でした。

ほとんど正規ディーラーで修理していますが、スタビライザーリンクのブーツ破れは車検と一緒に某車検専門店で修理しました。

12箇所の故障のうち4箇所は認定中古車保証による無償修理で、2箇所は様子観察となっているため、修理総額はこの額に収まっていますが、保証がなければ修理代はもっとかかっていたことになります。

やはり、輸入車は国産車と比べて故障や不具合が多いので、保証が付いている方が安心だと思います。

輸入車の故障が多い理由

そもそもなぜ、輸入車は故障が多いのでしょう?

どうやら次の2点が関係しているようです。

  • 日本と欧州の気候の違い
  • 部品の耐久性の違い

では、それぞれ詳しくみてみましょう。

日本と欧州の気候の違い

日本の夏は高温多湿な環境となり、冬は気温が下がり寒暖差が大きくなります。

この高温多湿な環境と寒暖差の大きな環境というのは、部品の劣化を進める要因となるそうです。

東京とベルリンの気候の違いを調べてみたところ、夏は東京の方が気温が高いですが、冬はベルリンの方が気温が低いようです。

ただし、年間の気温の変化に注目してみると、東京の方が寒暖差が大きいようです。

やっぱり、日本は高温多湿で寒暖差が大きく、車にとって厳しい環境のようです。

部品の耐久性の違い

国が違えば気候も違い、部品の耐久性に対する考え方も違うようです。

電装部品

日本の夏は高温多湿で過酷な環境のため、電装部品の耐久温度は約150度で設計されているのに対し、欧州ではそこまでの高温に耐える必要はないので、耐久温度は100度程度で設計されている部品もあるそうです。

この耐久温度の違いで、何年も経つと部品の劣化の程度に差が出てくるみたいです。

ゴム部品

日本と欧州では、生産されるゴム部品の素材に違いがあり、耐久性に差が出るそうです。日本製ゴム部品の方が耐久性はいいようです。

また、ゴムを劣化させる要因には、大気中の酸素やオゾン、熱や寒さ、紫外線や放射線、湿気、油や溶剤、外力による疲労等があるそうです。

国産車より耐久性が低い可能性がある輸入車のゴム部品に、高温多湿で寒暖差の大きい日本の気候は、より劣化を進める要因となりそうです。

また、ゴムを劣化させる要因をみてみると、屋外で使用する車のゴム部品の劣化は防ぎようがないように感じます。しかし、ゴムの劣化防止剤の使用は一定の効果が期待できるようなので、試してみる価値はありそうです。

まとめ

8年間で12箇所の故障・不具合が起こっているという私の経験からも、輸入車が壊れやすいというのは事実といえそうです。

新車保証が切れる4年目以降(メルセデス・ベンツの新車保証は3年間)、ほぼ毎年故障や不具合が起きていたので、新車の場合は延長保証を付けておくか、中古車の場合は保証が付いている方が安心して乗れると思います。

今回ご紹介した故障の実例は、私の愛車に関するものですので同車種、同メーカーであっても同じように故障が起こるとは限りません。あくまでご参考とお考えください。

ではでは、本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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