こんにちは。Halmie CAR BLOG の Halmie(ハルミィ)です!
輸入車の車検費用って高いイメージがありませんか?
一般的に輸入車の車検費用は、国産車と比べると高くなる傾向にあると言われます。
実際にどのくらいの費用になるのか、愛車のメルセデス・ベンツを車検に通した結果を公開します。
気になる方は、参考にしてみてください。
輸入車の車検費用が高くなる理由
輸入車の車検費用が高くなるといわれるのは、何故なのでしょう?
- 国産車と造りが違うため、整備に専門知識や技術が必要で点検料や作業工賃が高くなる。
- 部品代に海外からの輸送コストがかかり、部品代が高くなる。
と、いった理由があるようです。
そうはいっても、少しでも費用を抑えたいと思いますよね。
もしかしたら、お店選び次第では費用を抑えることができるかもしれません。
私は現在までに、メルセデス・ベンツ Eクラスを車検に4回通しています。
正規ディーラーと某車検専門店、それぞれで車検を受けた経験があり、お店によって随分費用が変わることを経験しました。
では、その実際の費用をみてみましょう!
初回車検費用
初回車検は、正規ディーラー(シュテルン)に依頼しました。
※メルセデス・ベンツの正規ディーラーには、シュテルンとヤナセの2系列があります。
初回車検費用は、107,994円でした。
【内訳】
- 法定費用 合計:36,930円
- 自動車重量税:10,000円
- 自賠責保険料:25,830円
- 印紙代:1,100円
- 車検基本料金 合計:71,064円
- MB2年点検料:39,960円
- 保安確認検査料:18,144円
- 車検書類作成代行手数料:12,960円
- 整備料金 合計:0円 ※メルセデスケア適用
- エンジンオイル及びフィルタ交換:0円
- ワイパーブレード交換:0円
- ブレーキオイル交換:0円
正規ディーラーでの車検にしては、費用はかからなかったのではないかと思います。
これには、二つの理由があります。
一つ目の理由は、私のEクラスはエコカーになるので、初回車検時の重量税50%減免が適用となっていたことです。
二つ目の理由は、メルセデス・ケア(新車から3年間指定定期交換部品・消耗部品の無償交換・補充)により整備料金が無料となったことです。
これによって、最低限の費用(法定費用+車検基本料金)で済みました。
とはいえ、さすが正規ディーラーだなぁと思ったのは、車検基本料金(点検料、保安確認検査料、車検書類作成代行手数料)だけで71,064円かかっていることです。
エンブレムの浮きがあった箇所です。取り付けてしまえば、見えない箇所ではあります。
2回目車検費用
2回目の車検は、某車検専門店に依頼しました。
2回目車検費用は、155,000円でした。
【内訳】
- 法定費用 合計:47,030円
- 自動車重量税:20,000円
- 自賠責保険料:25,830円
- 印紙代:1,200円
- 車検基本料金 合計:19,500円
- 検査費用:23,000円
- 予約割引き:-3,500円
- 整備料金 合計:88,970円
- ショートパーツ:1,000円
- エンジンオイル交換:0円
- エレメント交換:3,500円
- フロントディスクパッド:25,300円
- パッドセンサー:1,520円
- 前後ブレーキクリーニング:10,000円
- 前スタビリンクロッド取替:12,000円
- スタビリンクロッド:13,080円
- サービスリセット:5,000円
- 光軸調整:3,700円
- ワコーズF1:1,600円
- ワコーズFVクーラントブースター:4,600円
- 値引き:-328円
- 消費税:7,998円
税金の減免措置等があった初回車検より費用は高くなりましたが、同様の内容で正規ディーラーで受けた場合と比べて車検基本料金や部品代、工賃が抑えられているので、この金額で済んでいると思います。
もし、2回目の車検を同様の内容で正規ディーラーで受けていたとしたら、単純に見積もっても20万円を超える計算になります。
3回目車検費用
3回目車検は、前回と同じ車検専門店に依頼しました。
3回目車検費用は、96,130円でした。
【内訳】
- 法定費用 合計:41,210円
- 自動車重量税:20,000円
- 自賠責保険料:20,010円
- 印紙代:1,200円
- 車検基本料金 合計:18,000円
- 検査費用:23,000円
- リピート割引:-5,000円
- 整備料金 合計:36,920円
- ショートパーツ:1,000円
- エンジンオイル交換:0円
- ブレーキオイル交換:7,500円
- リアディスクパッド取替:20,500円
- パッドセンサー:1,360円
- クーラントチャージ:1,600円
- 割引:-33円
- 消費税:4,993円
前回と比べて、自賠責保険料が安くなった分と車検基本料金での値引き分、整備項目が少なくて済んだ分で費用を抑えられました。
4回目車検費用
4回目車検も前回と同じ車検専門店に依頼しました。
4回目車検費用は、69,680円でした。
- 法定費用 合計:39,450円
- 自動車重量税:20,000円
- 自賠責保険料:17,650円
- 印紙代:1,400円
- 情報管理手数料:400円
- 車検基本料金 合計:18,000円
- 検査費用:23,000円
- リピート割引:-5,000円
- 整備料金 合計:12,230円
- スタビライザーリンク(左):7,620円
- スタビライザーリンク取替:1,500円
- 車検証郵送代:367円
- 割引:-5円
- 消費税:2,748円
前回と比べて、自賠責保険料がまた少し安くなったことと整備項目が少なかったことで、さらに費用を抑えられました。
正規ディーラーと某車検専門店の料金比較
法定費用の比較
正規ディーラー(シュテルン)
- 法定費用合計:36,930円
- 自動車重量税:10,000円 ※50%減免適用
- 自賠責保険料:25,830円
- 印紙代:1,100円
某車検専門店
- 法定費用合計:47,030円
- 自動車重量税:20,000円
- 自賠責保険料:25,830円
- 印紙代:1,200円
基本的に法定費用は、税金等で額が決まっているため、どこで受けても変わりません。
私の車の場合は、初回車検時に重量税が50%減免されたため、初回車検を受けた正規ディーラーの方が法定費用が安くなる結果となりました。
しかし、減免がなかった場合の正規ディーラーの法定費用は46,930円となり、2回目以降はどちらで受けても法定費用は変わりません。
車検基本料金の比較
正規ディーラー(シュテルン)
- 車検基本料金合計:71,064円
- MB2年点検料:39,960円
- 保安確認検査料:18,144円
- 車検書類作成代行手数料:12,960円
某車検専門店
- 車検基本料金合計:18,000~19,500円
- 検査料金:23,000円
- 値引き:-3,500~-5,000円
点検料や保安確認検査料といった車検基本料金は、お店によって差がありますが、こちらのお店では国産車14,300円、輸入車23,000円と低めの料金設定となっています。
また、車検に掛かる手数料は無料ということで、正規ディーラーよりも51,564~53,064円も費用を抑えることができました。
整備料金の比較
整備にかかる工賃(技術料)も、お店によって差があります。
具体例として、エンジンオイル、エレメント交換の場合…
正規ディーラー(シュテルン)
- エンジンオイルとエレメント交換:20,898円
- 工賃:6,048円
- エンジンオイル:13,338円
- エレメント:1,512円
某車検専門店
- エンジンオイルとエレメント交換:3,500円
- 工賃:0円
- エンジンオイル:0円
- エレメント:3,500円
一般的に正規ディーラーの方が工賃は高めの設定となっていますが、正規ディーラーで受けた初回車検時にはメルセデス・ケア(新車保証)により消耗部品の交換が無料だったのであまり比較ができませんが…
一般的なディーラーの1時間当たりの基本工賃(レバレート)が8,000~8,500円なのに対し、某車検専門店は6,000~6,500円と2,000円程低めの設定となっているとのことです。
また、正規ディーラーでは純正部品を使用しますが、某車検専門店では社外部品も使用して整備料金を抑えているとのことでした。
正規ディーラーと車検専門店どちらを選ぶ?
ここまで両者を比較してきて、安さでいえば正規ディーラーよりも車検専門店が安いことがわかりました。
では、どちらを選びますか?
正規ディーラーを選ぶ
これまでご紹介してきた通り費用は高めとなりますが、それだけの価値はあると思っています。
そのメーカー車に精通している正規ディーラーだからこそ、安心して整備を任せられます。
私は、車検こそ2回目以降は某車検専門店に依頼していますが、車検以外の点検整備、故障修理は正規ディーラーに依頼しています。
そこで毎回感じるのは、技術の高さとサービスの良さです。
車検専門店を選ぶ
正規ディーラーと比べると、その費用の安さが一番の魅力です。
同等レベルの検査・点検整備が受けられるのなら、安い方を選ぶのは賢い選択だと思います。
私が利用している車検専門店は、全国展開している車検専門のフランチャイズ店なのですが、フランチャイズに加盟する前は輸入車専門でやっていた会社でした。
正規ディーラーの車検基本料金は、割高に感じるので、輸入車のノウハウを持っていて安心して任せられる某車検専門店に依頼しています。
ここで、もし、あなたが車検専門店を選ぶ時にご注意いただきたいのが、輸入車に対応できる店舗か確認するとこです。中には、輸入車に対応していない店舗もあるので注意が必要です。
まとめ
一般的に車検費用が国産車よりも高くなるといわれている輸入車ですが、選ぶお店によっては費用を安く抑えることが可能です。
選択肢の一つとして、私は某車検専門店を選び費用を抑えることができています。
愛車を大切に長く乗るためには、日頃のメンテナンスが大事だと思います。そのために、輸入車をしっかり診てくれるお店・工場を見つけておくことが大事だと実感しています。
もちろん、正規ディーラーはそのメーカー車に精通しているのでしっかり診てくれますが、全てお任せだと結構費用がかかります。
私は、車検は某車検専門店に、普段の修理・メンテナンスは正規ディーラーにと使い分けて依頼し、費用を抑えています。
私の場合、某車検専門店に車検を依頼して、実際にかなり費用を抑えることができました。しかし、必ず今回ご紹介したような車検費用に収まるとは限らないことをご了承ください。
某車検専門店の実例で、スバルが車検費用20万円、レンジローバーが車検費用7万円と、国産車の方が費用が高くなるケースもあるようです。つまり、個々のお車の状態でも費用は大きく変わるので、「やっぱり、輸入車の車検費用は高かった」ということもあり得ます。
今回は、実際の車検費用をご紹介してきましたが、少しでも参考になっていれば幸いです。
ではでは、最後まで読んでくださりありがとうございました。