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こんにちは!
Halmie CAR BLOGのHalmieです。
私のEクラスが車齢10年を迎えようかというある朝、エンジン始動時にフロント周りからガソリン臭がしました。

この症状は、E250が載せている274エンジンではあるあるのようです。
臭うのは毎日ではないのですが、決まって朝のエンジン始動時です。
ガソリン漏れを疑ってエンジンルーム内や下回りをチェックしてみましたが、ガソリンが漏れたような跡は見つけることができませんでした。
ガソリン漏れのサイン

もし、ガソリンが漏れていたとしたら、どのようなサインがあるのでしょう。
■車内や車両周辺がガソリン臭い
■ガソリンの減りが異常に速い
■床下や車両下にオレンジやピンクの液体が溜まっている
以上のようなサインがあるようですが、今回当てはまるのは“車両周辺でのガソリン臭”のみです。
ガソリンの減りが速かったり、ガソリンが漏れて溜まっていたりするのは確認できないので多量に漏れているわけではなさそうです。
ガソリンが漏れた時の対処法

ガソリンは非常に引火しやすい性質のため、もし、漏れていたとしたら大変です。
車両周辺や走行中の車内でガソリン臭を感じたら、以下のような対応をとります。
①車を安全な場所に停車させる。
②エンジンルーム内や車両下等にガソリンが漏れていないか確認する。
③ガソリンが漏れていたら、ディーラー等に連絡し指示を仰ぐ。
④ディーラーや整備工場で点検・修理を受ける。
一言にガソリン漏れと言っても、滲んでいる状態からドバドバ漏れ出ている状態まで程度や緊急度に違いがあります。
いずれにせよ、重大な事故に繋がる恐れがあるため早めの対処が必要です。
正規ディーラーでの点検結果

結局、自分ではガソリン漏れを確認することはできませんでしたが、やはり朝のエンジン始動時にガソリン臭を感じることがあったので、正規ディーラーで点検を受けることにしました。
正規ディーラーでの点検の結果、高圧フィードホースの取り付け部からガソリンが漏れた形跡があるとのことでした。
常に漏れているわけではなく、劣化したゴム部品が気温の変化で膨張と収縮を繰り返し、気温の低い朝の縮んだ時に隙間からガソリンが滲み漏れていたのだろうとのことでした。
正規ディーラーでの修理

修理は、正規ディーラー(シュテルン)にお願いしました。
修理内容は、高圧フィードホースとフューエルホースの交換でした。

その漏れの原因となった高圧フィードホースは…

エンジンの向かって右上のシルバーのカバー(高圧ポンプシールド)の下にあります。

この黒いホースが高圧フィードホースです。

ガソリンが漏れていたホースの取り付け部は、この高圧ポンプシールドで隠れているので、確認するにはエンジンカバーを外して、高圧ポンプシールドを外す必要があります。


エンジンカバーは赤丸の突起部分がカバー側の受けと嵌合して留まっているだけなので、引き上げると簡単で外すことができます。

エンジンカバーを外すと、高圧ポンプシールドが現れます。

高圧ポンプシールドは、赤丸と緑丸のトルクスネジを外し、青丸のカプラーを抜けば取り外せます。
上側の赤丸のトルクスネジで左の黒いカバーと高圧ポンプシールドが一緒に固定してあるので、赤丸のトルクスネジ2本を外し黒いカバーをずらしながら高圧ポンプシールドを外します。

この高圧フィードホースを隙間から覗いてみると、かなり奥まで伸びているのが分かります。
高圧ポンプシールドを外せればガソリン漏れの確認はできますが、ホースの交換は少しばかりコツが要るようなのでディーラー等にお願いするのがいいと思います。
修理費用

高圧フィードホース交換、フューエルホース交換にかかる修理代は次のようになりました。
■高圧フィードホース交換費用

高圧フィードホースは、保証が適応となるとのことで無償修理でした。
購入時に車両に付帯されていたメルセデス・ケア(新車保証)とサーティファイドカー保証(認定中古車保証)は、両方共とっくに切れています。
保証の詳しい理由までは聞かなかったので、詳細はわかりませんが、保証適応とならなかった場合には次の費用がかかります。
- 高圧フィードホース 4,323円
- バインダー 902円
- 工賃 11,110円
修理費用合計 16,335円
■フューエルホース交換費用

フューエルホースは、保証適応とならず次の費用がかかりました。
- フューエルホース 6,930円
- バインダー 902円
- 工賃 6,666円
修理費用合計 14,498円
まとめ
私のEクラスも例に漏れず、エンジンからのガソリン漏れが発生しました。
これは、274エンジンでは定番のトラブルで、高圧フィードホースの劣化が原因で取り付け部分からガソリンが滲むように漏れてくる症状です。
よく報告されているように、フロント回りからのガソリン臭で気が付きました。
修理は高圧フィードホースの交換となりますが、予防的にフューエルホースも同時交換となりました。
ガソリン漏れは、重大な事故に繋がる恐れもあるため、異変を感じたらすぐに診てもらうことをお勧めします。
ではでは、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
