こんにちは。Halmie CAR BLOG の Halmie(ハルミィ)です。
Eクラスのパーキングブレーキを解除しても、パーキングブレーキランプが消えない不具合が発生しました。
これは、W212・C207系のEクラスではしばしば起こるようです。
同じ機構のモデルでも起こるかもしれませんので、これについてご紹介します。
パーキングブレーキペダルの戻りが悪い症状
新車登録から3年、走行距離38,968kmで、その不具合は起こりました。
パーキングブレーキを解除するために、解除レバーを引きます。
ペダルが戻り、パーキングブレーキが解除されます。
しかし、パーキングブレーキランプが消灯せず点きっぱなしの状態です。
そのまま発進すると警告表示が出ます。
どうやら、パーキングブレーキペダルが完全に戻りきっていないのが原因のようです。
左足でペダルを引いて戻してやると、ランプも消灯し警告表示も出なくなりました。
パーキングブレーキを解除する度に、足でペダルを戻してやる手間が増えてしまいました。
原因は、ディーラーでもはっきりとは分かりませんでした。
しかし、このタイプのパーキングブレーキの場合、ペダルの付け根にあるワイヤー部分が冬場に固くなり、この様な症状を引き起こすことがあるようです。
修理内容
正規ディーラーでは、パーキングブレーキペダルユニットの中の何処かで上手く動いていないのだろうとのことで、パーキングブレーキペダルASSY交換となりました。
しかし、この症状が出た場合、運転席下のロアカバーを外してパーキングブレーキペダルの付け根部分に潤滑油を注油することで症状が改善する場合があるようです。
修理代
認定中古車保証期間内だったため、無償修理でした。
有償修理の場合は、部品代約35,000円+工賃となるようです。
修理後数年で再発!?
部品交換して、2年くらいで同様の症状が再び出始めました。
自分は、パーキングブレーキを強く踏み過ぎているのかもしれないと思い説明書を調べたところ…
“駐車ブレーキレバー 踏みしろ 操作力500ニュートンの時 3~6ノッチ”とあります。
自分が何ニュートンの力で踏んでいるのかは分かりませんが、カチカチカチっと3ノッチくらいで踏んでいる気がするので規定範囲内ではないかと思います。
取り敢えず、カチカチっと2ノッチくらいで踏むようにしてみたことろ、それ以降は同様の症状は出なくなりました。
パーキングブレーキの踏み加減は?
パーキングブレーキの適切な踏み加減って、どのくらいなのでしょうか?
強めに踏み込む人もいれば、弱めの人もいて、人によって差があります。
強く踏み込み過ぎるとパーキングブレーキを構成するワイヤーが伸びてきて、やがてパーキングブレーキの効きが悪くなるといいます。
また、今回の様な症状を引き起こす要因になりそうにも思います。
一方で、踏み加減が弱すぎると、パーキングブレーキが十分に効いていない可能性があります。
パーキングブレーキの適切な踏み加減はノッチ数で確認
では、パーキングブレーキの適切な踏み加減はどうやって判断すればよいのでしょうか。
その答えは、パーキングブレーキペダルを踏み込んだ時のノッチ数です。
ノッチ数とは、ペダルを踏んだ時の「カチッ」の数です。
適切な踏み加減は、メーカー、車種で異なりますので、車種ごとの説明書で確認する必要があります。
十分な力で踏めていれば、「カチッ」と音がするので、その力でメーカー推奨のノッチ数で踏めば適切な踏み加減でパーキングブレーキがかけられていることになります。
まとめ
パーキングブレーキペダルの戻りが悪い症状が出た場合、正規ディーラーでASSY交換となると、修理代に部品代約35,000円+工賃がかかります。
このような症状は冬等の気温が下がった時期にパーキングブレーキペダル付け根のワイヤー部分が固くなり引き起こされることがあるようです。
もし、このような症状が出たら、その部分に注油してみると改善される可能性があります。
また、日頃からパーキングブレーキペダルを適切な踏み加減(ノッチ数)で踏ふように気を付けていると、パーキングブレーキの不具合が予防できるかもしれません。
ではでは、最後まで読んでくださりありがとうございました。