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こんにちは!
Halmie CAR BLOGのHalmieです。
Eクラスのバッテリーを前回交換してから4年が経ちます。メルセデス純正バッテリーは4年は持つことは経験済みですが、そろそろバッテリーが弱ってくる頃です。
今までバッテリーは、メインとサブの両方を正規ディーラーのシュテルンで交換してもらい、8万円程の費用がかかっていました。その内訳としては、メインバッテリーの部品代4万5000円+工賃6000円、サブバッテリーの部品代2万5000円+工賃4500円です。
メルセデス・ベンツともなると、バッテリー交換もまあまあ高額となりますね。ということで、今回はDIYでバッテリー交換に挑戦してみたいと思います。
バッテリーの点検
前回交換してから4年が経つ純正バッテリーですが、寿命が近いかどうか点検をして確かめたいと思います。
メルセデス・ベンツの場合、バッテリーチェッカーを使用しなくても車両側で確認することができます。

1.アクセルペダルを踏まずに、エンジンスタートボタンを1回押します。

2.メーターの表示を走行距離にします。

3.ステアリング右側の電話オンフックボタンを先に押した状態で、ステアリング左側のOKボタンを押して二つ同時押しのまま暫く待ちます。

4.メーターディスプレイの表示が切り替わったら、「車両データ」を選びます。

5.メーターディスプレイにバッテリーの電圧(UB)と電流(IB)の値が表示されます。
この時、ナビ等の電装品はOFFにして値をみます。
UB値の正常範囲は12~13V(12.5~12.8V)です。UB値が12Vを下回っているとバッテリーが弱ってきていると考えられ、11.5V以下になるとバッテリー上がりの危険が考えられます。
現在、UB値が11.8Vですぐにバッテリー上がりの危険はなさそうですが、バッテリーが弱ってきてはいるので、予防的に交換しておこうと思います。
バッテリーの選び方

いざ、バッテリーを交換しようと思っても、何を選べばいいか悩みますよね。
バッテリーにはサイズや性能の違いがあるため、交換する場合はその車種に適合するバッテリーを選ぶ必要があります。特に輸入車の場合は、国産車のバッテリーとは規格が異なり互換性がないため、選ぶ際には注意が必要です。
欧州車のバッテリー(EN規格)

メルセデス・ベンツやBMW、アウディ、フォルクスワーゲン等の欧州車のバッテリーのサイズは、欧州共通規格のEN規格で表示されます。
例えば、 LN4 AGM 等と表示されます。

EN規格のバッテリーのサイズには、LNとLBNの2タイプがあります。LNは高さ190mm、幅175mmで、LBNは高さが175mm、幅175mmとなります。LN(LBN)の後に付く数字は0~6まであり、数字が大きくなるほどバッテリーの長さと容積が大きくなります。
LN(LBN)数字の後のアルファベット表記は、バッテリーの仕様を意味します。表記には、AGMやEFB、表記なしがあります。それぞれ次のような意味があります。
- AGM:吸収ガラスマット式(密閉型)バッテリー。高性能でアイドリングストップ対応。
- EFB:強化型液式(開放型)バッテリー。アイドリングストップ対応。
- 表記なし:液式(開放型)バッテリー。アイドリング非対応。
※純正でAGMバッテリーを搭載している車は、AGMバッテリーに交換することが必須です。
以上のように、欧州車のバッテリーは、LN/LNB数字(サイズ)と仕様に注意して選びます。
適合を確認する方法
車に付いているバッテリーのサイズを確認する方法は、先ずボンネットを開けて直接バッテリーを確認します。

メルセデス純正バッテリーの場合は部品番号が表記してありますので、純正バッテリーに交換する場合は同じ部品番号のバッテリーを購入すれば適合します。

社外バッテリーの場合は、バッテリー上面等にサイズが記載してある場合があるので確認することができます。
また、ネットでも車種に適合するサイズを検索して調べることができますので、純正品から社外品に交換する場合はネット等で適合表を確認すると良いです。
ちなみに、適合表では、C207型のE250クーペに適合するサイズ・仕様は、LN4 AGMまたはLN3 AGMです。
※純正バッテリーのサイズはLN4と思われます。
LN4とLN3の違いは、長さの違いによる容量の違いと始動性能の違いです。結論的には、LN3でも問題ありませんが、個人的には純正と同サイズでより高性能で余裕があるLN4を選びたいところです。
社外品バッテリーの選択
欧州車用バッテリーメーカーといえば、VARTAやBOSCHがありますが、メルセデス純正品はVARTA製です。
純正バッテリーと同じ仕様のVARTAバッテリーを比較しても性能に大きな差は無さそうですが、価格に差があります。純正バッテリーが45,000円程で、VARTAバッテリーが20,000~30,000円程みたいです。
同じメーカー製で性能に大きな差が無いなら、社外のVARTAバッテリーも選択肢としてアリですよね。

ということで、今回はVARTAのDYNAMIC AGMを選びました。しかし、一つ失敗したのが、注文段階で適合表のLN4の記載を見落としていたので、LN3の方を注文してしまい、純正品より少し容量ダウンです。
LN4を選びたかったですが、しょうがないので、このまま交換します。
バッテリーの交換方法

バッテリーには電流が流れており、ショートを起こすと機器の故障にも繋がりかねないため、交換作業には注意が必要です。
特に重要なのが端子の付け外しの順序です。
- バッテリーを外す時
- マイナス端子を先に外し、次にプラス端子を外します。
- バッテリーを付ける時
- プラス端子を先に繋いで、次にマイナス端子を繋ぎます。
これを踏まえて、実際の作業に入ります。

ボンネットを開けると、右奥のカバーの下にバッテリーがあります。

作業がしやすいようにボンネットを垂直に開けるため、写真のシルバーのヒンジのロックを①の方向に外して、②の方向にヒンジを引き抜きます。

左右両方のシルバーのヒンジを外したら、ボンネットを押し上げて垂直まで開けます。

バッテリーカバーの3ヶ所の留め具を外し、カバーを引き上げて外します。

すると、バッテリーが現れるので、いよいよ交換していきます。
バッテリーを外した時にHDD内のデータが消えると困る場合は、バックアップ電源に繋いで作業することをお勧めします。
正規ディーラーによると、消えても音楽データ等とのことなので、私はバックアップ電源は繋がずに作業しました。過去の経験も踏まえて、そういったデータが消えた経験はまだありません。

それでは先ず、マイナス端子から外していきます。端子の形状や付け外し方は、国産車とほぼ同じです。10mmのラチェットレンチで固定のボルトを緩め、端子からコードを外して避けておきます。

次にプラス端子を外します。

端子のカバーは、ピン2ヶ所で刺さって留まっているだけなので引き上げて外します。

端子を露出させたら、10mmのラチェットレンチで固定のボルトを緩めて端子からコードを外します。

それぞれコードが外せたら、バッテリーを固定しているブラケットを外します。ブラケットは、バッテリーの左側面の底の部分に13mmのボルト1本で固定してあります。

作業スペースは狭く、手が入らないので長めのエクステンションを使用しました。


いざ、ボルトを外しても回収が難しく、小さいヒバサミで隙間に落とさないように注意しながら何とか取り出しました。
ピックアップツール等の専用工具があると作業がはかどるかと思います。

固定が外せたら、バッテリーを取り出す前にガス抜きのホースを取り外しておきます。外し方は、引き抜くだけです。

バッテリーを少し持ち上げてずらしながらスペースを作り、ホースを引き抜いて外します。
いよいよバッテリーを載せ換えますが、バッテリー本体の重量が20~23kgあるので大変です。位置的にも出し入れの際には、前傾姿勢となってしまうので腰を痛めないよう注意が必要です。
正直、この工程がきつかったので、やっぱりディーラーに頼めばよかったと後悔の念がよぎりました。

作業中の写真ではありませんが、取り出し方について少し説明をします。バッテリーの持ち手を両手で持って持ち上げようとすると、腰に過度な負担がかかります。写真の×印の辺りに左手を着き、右手でバッテリーの持ち手を二つとも掴んで途中まで持ち上げてから、両手に持ち換えて取り出すと腰は少し楽でした。ただ、腕力がいるので大変なことに変わりはありません。

バッテリーを下ろした後の写真です。
写り込んでいる黄色いテープはマスキングテープで、バッテリーを取り出す際に配線が引っ掛かって邪魔にならないよう避けて固定するのに使用しました。
これから新しいバッテリーを載せますが、載せる際には手前に見える配線を敷き込まないように注意します。
この重いバッテリーをボディにぶつけて傷つけないように注意しながら、さらに配線を敷き込まないように収めるのも、なかなか大変な作業でした。

何とか新しいバッテリーを載せたら、ガス抜きのホースと端子を繋ぎます。
端子は、プラス端子から先に繋いで、最後にマイナス端子を繋ぎます。プラス端子のカバーは、純正バッテリーに付いていた物を使用します。

交換したVARTAのバッテリーに付属していたカバーだと、写真のように浮いてしまい合いませんでした。

ガス抜きホースと端子を繋いだら、ブラケットを写真のように当てて、ボルトで締めてバッテリーを固定します。今回は、LN3サイズのバッテリーを載せたので手が入るスペースがが生まれ取り付けやすかったですが、LN4だと取り付けに苦戦しそうな予感がしました。

最後にカバーを元通り取り付けて、バッテリー交換完了です!
バッテリー交換後の作業
バッテリーを交換すると、バッテリーを取り外した時に車両への電流が途切れるため、交換後に時計やパワーウィンドウ等の初期設定が必要となります。
時刻合わせ

車内の時計は、バッテリーを外した時刻で止まっています。そのため、バッテリー交換後に時刻を合わせる必要があります。
時刻を合わせるには、エンジンをスタートしアイドリング状態で暫く待っていると、自動で時刻が合わされます。
パワーウィンドウのリセット

Eクラスクーペは、ハードトップ(サッシュレスドア)なのでドアを開ける時に前後のウィンドウが自動で少し下がり、ドアを閉めるとウィンドウが上まで自動で上がります。
しかし、バッテリーを外すと、ドアを閉めても下がったウィンドウが上まで上がらず隙間が空いたままになってしまいます。そこで、バッテリー交換後は、パワーウィンドウのリセット作業が必要となります。
リセットする方法は…
- アクセルペダルを踏まずに、エンジンスタートボタンを1回押します。
- リセットするウィンドウを全開にします。
- パワーウィンドウのスイッチを引き上げてウィンドウを閉じ、スイッチを引き上げたまま2秒間保持します。
以上の操作でパワーウィンドウのリセットは完了です。
ちなみに、モデルによってスイッチを何秒間引き上げるかは異なる場合があります。
Eクラスクーペ(C207)の場合、2秒以上引き上げるとウィンドウが再び下がりリセット失敗となります。失敗し場合は、再度、窓を全開にしてから操作をやり直します。
まとめ
今回、メルセデス・ベンツEクラスクーペのバッテリー交換をDIYで行いました。
基本的な交換手順は国産車と大きく変わりませんが、欧州車ならではの点として、バッテリー重量が20~23kgと重くて積み降ろしが大変なこと、設置スペースが狭くて固定用ブラケットの付け外しがやりにくいことがありました。その大変さは、ディーラーに頼めばよかったと思ってしまう程でした。
しかし、その一方で良かった点もあります。それは、わざわざ入庫予約をしてディーラーへ出向く手間と時間を省けたことと、費用を安く押さえられたことです。
バッテリー(メインバッテリー)の交換費用は、正規ディーラーで工賃込みで50,000円程かかります。今回は、DIYで社外品バッテリーに交換したので、費用は部品代のみの20,000円程に押さえることができました。
社外品のサブバッテリーも20,000円くらいなので、メインとサブを社外品でDIY交換すれば、二つ合わせても純正のメインバッテリー以下の費用で交換できます。力に自信のある方は、ぜひDIYで交換してみてはいかがでしょうか。
ではでは、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。あなたのカーライフの一助となれば、幸いです。
