こんにちは。Halmie CAR BLOG の Halmie(ハルミィ)です。
メルセデス・ベンツの車両は、車検や1年点検の時期が近づくと、メーターディスプレイ内にメンテナンス・インジケーターが点灯し知らせてくれます。
これを消すには、ディーラーで整備を受けてリセットしてもらうか、メルセデス専用の診断機を備えた工場に持ち込んでリセットしてもらうかしかありません。
専用の診断機を備えていない工場で整備を受けた場合は、メンテナンス・インジケーターはリセットされずに、ずっと点きっぱなしということもあります。
そうなると煩わしいので、自分でリセットする方法をご紹介します。
メンテナンス・インジケーターとは
MB1年点検(法定1年点検)、MB2年点検(車検)の実施時期が近づくと、メーターパネル内のメンテナンス・インジケーターが点灯し、点検までの日数を知らせてくれる機能です。
点検が実施されるまで、日数のカウントダウンが行われ、点検が行われなかった場合は超過日数のカウントが始まります。
この機能を非表示にすることは不可能で、点検を実施してリセットしないと表示は消えません。
正規ディーラーに点検に出せばリセットされて戻ってきますが、一般の整備工場だとリセットされずに戻ってくる場合があります。その場合、超過日数がカウント表示され続け煩わしいことになってしまいます。
そういった場合の解決策として、次項でメンテナンス・インジケーターのリセット方法をご紹介します!
メンテナンス・インジケーターのリセット方法
1.エンジンスタートボタンをブレーキペダルを踏まずに1回押して、ポジション1(電源供給をオン)の状態にします。
2.メーターディスプレイをトリップ表示(走行距離の表示)にした状態で、ステアリング右の“電話オンフックボタン”を押してから、左側の“OKボタン”を押し、そのまま同時押しの状態で数秒間ホールドします。
※電話オンフックボタンとOKボタンを最初から同時押しするとトリップメーターリセットの表示が出ますので、先に電話オンフックボタンを押した状態でOKボタンを押します。
3.“メンテナンス”を選びます。
4.“フルメンテナンス”を選びます。
5.“フルメンテナンス確認”を選びます。
6.“はい”を選びます。
7.“確認”を選びます。
以上で、メンテナンス・インジケーターのリセットが完了となります。
※正規ディーラーでは、サービス入庫してのメンテナンス・インジケーターのリセットを推奨しています。ご自身でリセット作業をされて、何か不具合が起こった場合は自己責任でお願い致します。
表示の意味
メンテナンス・インジケーターには、メンテナンスAとメンテナンスBの2種類の表示があります。それぞれどんな意味なのでしょう?
メンテナンスA
エンジンオイルの交換やワイパー交換等、比較的軽微なメンテナンスで、MB1年点検前(法定1年点検前)に表示されます。
メンテナンスB
Aの内容に加えて、ブレーキフルード交換やエアフィルター交換等、比較的時間を要するメンテナンスで、MB2年点検前(車検前)に表示されます。
数字の意味
メンテナンスA1、A2…やメンテナンスB1、B2…とアルファベットの後に数字が表示されます。この数字の意味は何なのでしょう。
これは、メーカーが指定するメンテナンスのメニューを表しているようです。同じメンテナンスAでも数字によってメンテナンスのメニューが違うようで、この数字が大きくなる程により精細な整備内容となるようです。
リセット料金
正規ディーラーや整備工場でメンテナンスリセットを行う場合は、診断機を車両のコンピューターと繋いでリセット操作を行うようです。そして、いくらか工賃が発生します。
正規ディーラー
MB1年点検料またはMB2年点検料にメンテナンスリセット代は含まれているようで、別途請求を受けたことはありません。また、正規ディーラーではメンテナンスリセットだけの作業は受け付けておらず、メンテナンスを受けないとリセットはしてもらえないと聞いたことがあります。
その他の整備工場
某車検専門店では、メンテナンスリセット代が5,000円でした。その他のお店でも5,000円前後くらいが相場のようです。
まとめ
今回は、メンテナンス・インジケーターのリセット方法についてご紹介しました。
正規ディーラー以外にメンテナンスに出して、リセットされていなかった場合等にご活用ください。
今まで自分でリセットをしてみて不具合が起きたことはありませんが、正規ディーラーでは自分でリセットすることを推奨しておりませんので、自分でする場合は自己責任でお願いします。
ではでは、最後まで読んでくださりありがとうございました。